recordoflie


2009.2.01

最近、残念なことですが偽りのスタンディングの話がありました。
いつもならこんな話は書かないのだが、私を含め真剣にスタンディングで
記録を狙ってる釣り人が沢山いるのであえて今回書く事にしました。 
話は2008年の9月の事、F釣具店のトカラのツアーで70キロのカンパチがスタンディングで上がったらしい・・・・
と凄い情報が、あちらこちらから電話がかかってきた。 
私も最初は、凄い釣り人が居るんだなぁ~と感心していたら、2~3日したら話が変わってきた。 
いろんな人から電話があり、「村上さ~ん・・・釣り船AとF釣具店のホームページ見てみなよ!
どちらもホームページで、でっかくスタンディングで70キロのカンパチ!と書いてあるが、
写真の一部にロッドキパーに掛けて巻いているからさぁ・・・・(笑)」。 
仕事が終わった後、ホームページを見ると・・・・誰が見てもあきらか!
(その後、非難が多くなり写真かスタンディングの言葉が消されるだろうが・・)。
それも私が何度も行った事のある釣具点で、社長N氏が同行してブログにスタンディングの記録!
と書いている。 この事が、私にとって理解出来ず一番がっかりした。 
N氏も私と一緒で夢を追っている釣り人の一人だと思っていたのに・・・・。 
70キロのカンパチの記録は、ウインンチで釣ったとしても凄い記録なのです。 
それなのに、スタンディングで釣ったなどと嘘を書くと目方も本当に70キロあったかも疑問視してしまう。 
釣りは、小物釣りから大物釣りまで私もいろいろ楽しむが、色んな釣り方があって良いと思う・・・
大物釣りも、スタンディングじゃないといけない事もない。 私だって今のようにスタンディングのロッドが
まったく無い時代には、ウインチで大物釣りを散々やってきた(電動リールは一切使わなかったが・・)。 
私が伝えたいのは、ウインチでの釣りを否定してるのではなく何十年も生きてきた巨大な主を狙うなら、
体力がある釣り人や若者には、ぜひスタンディングでの楽しみを知り、挑戦して頂きたいと言っているのです。 

私は今から約13~14年前になるが、偶然にオーストラリアのリザードアイランドで
初めて岡田会長(JGFA会長)に会い、会長から声を掛けて頂きJGFAにも入会させて頂きました。 
そのJGFAルールでのスタンディングとは、魚が針掛かりしてからすぐ手持ちにし、魚が上がるまでは
第三者は一切ロッドに触る事は出来ず、手持ちで一人で魚と戦う事をスタンディングと言います。 
そのJGFAルールに関係なくても、常識範囲では途中までキーパーに掛けて巻く事は、
スタンディングとは言いません。 何度も言うようだが、70キロのカンパチ記録は本当に凄い事!
最初からウインチで釣ったなら、ウインチで釣った!と公表すれば凄い記録として残ったのに!!。 
記録の偽りは目方を含め、やろうと思えば誰でも出来る・・・・。 
問題は、自分がそんな偽りの記録で満足出来るのか?と言う事である。 
私も今から約8年位前の4月にJGFAルール(130ポンドライン ミチイトナイロン30号)で八丈島の
大栄丸(現在は伊豆にある第18とび島丸)で北黒瀬に行き、約250~300キロの黒マグロを掛けた事がある。 
JGFAの記録を狙っていたのでラインはナイロン30号の為、ぜんぜん弱らず約10時間戦っていた・・・。 
その間、5回ほど船から5~6メーターまでそれからまた、弾丸のように走り去ってしまう・・・・。 
ルール上では、モリは一切禁止で使えるギャフも長さが2.44メーターと決められていて、
どうしてもギャフが届くところまで黒マグロが近ずかない! 
途中、船のオーナーの岡田さん(八丈島・筑紫荘オーナー)が、モリを打って良いなら捕れるかもよ!
と助言してくれた。 しかし、ルール上で捕りたいのでギャフで頼みます!と岡田さんに告げると、
「良し!わかった」と理解してくれた・・・。 
結局10時間がたち、海は大時化になり最後はラインが切れた!!! 
今でもあの事が、時々蘇ってきます。 しかし、今でもモリを打てば捕れたかもしれない・・・
と言う後悔はまったくありません。 あの時にもしモリを使って黒マグロを釣って、JGFAに
嘘の申請をした所で私が一生後悔するだけなのです。 
あの時は、奴(黒マグロ)の方が私より上だったのです。 私の釣りとは、そう言うものなのです。 
たとえ釣りが遊びの一つとしても、世の中にはその記録をバカ正直に追ってる釣り人が
沢山居ると言う事である、私を含めて・・・・・・。